2011 年 3 月 31 日
「大震災お見舞い・復興祈念」
遠田弘賢(豊島組 慈眼院)
3月11日午後2時46分に何の前触れもなく東北地方太平洋沖でマグニチュード9の巨大地震が発生。
地震と共に青森県から千葉県の太平洋沿岸に大津波が襲い先月末現在で犠牲になられた方、行方不明の方々は27000人を越えた。
一家全員が流され警察や自治体に届け出のない方々を含めるとその数は計り知れないと報じられている。
東京都内でもかなりの揺れを感じ鉄道や地下鉄も全線でストップ。
夕方からは街道筋には以前から予想されていた「帰宅難民」(会社や出先から自宅に帰れなくなった方々)があふれた。
総本山知恩院伊藤唯眞御門跡はお見舞いのお言葉と共に長年に亘り元祖法然上人八百年大遠忌法要に向けて準備を進めてきたがこの未曾有の災害を鑑みると、今は被災された方々の復旧支援を最優先する事が、衆生救済を生涯にわたって説かれた法然上人の御心に適うとのお言葉を述べられた。
浄土宗の総・大本山ではそのお言葉に従い一部中止や延期を決定。
大本山増上寺でも法然上人八百年御忌大会は一年延期の事となった。
東京教区でも長年に亘り平成二十三年の御正当にむけて準備を進めてきた。
その一つがお別時等により八百萬遍を目標にお念仏をお唱えする法要事業であった。
本年1月25日、御正当の日には増上寺大殿で法然上人八百年大遠忌八百萬遍念仏会が盛大に厳修された。
そして増上寺での八百年御忌法要の初日である4月1日に教区あげての八百年御遠忌壇信徒大会別時大法要が予定されていた。
この法要も来年に延期された。
皆様方の中にもご親戚やご縁のある方が被災されたり未だ避難所で大変な環境の中で過ごされている方もいらっしゃるのでは?
寺院ではお彼岸やお施餓鬼法要の中で過去の戦争や地震・台風等災害で有縁・無縁を問わずお亡くなりになった方々への御回向をする。
御法事(年回法要)の時にもその大事な部分(正宗分)の最後に年回法要を迎えたご先祖様の御回向に続き「願以此功徳 平等施一切 同發菩提心 往生安楽国」(願わくは此の功徳をもって、平等一切に施し、同じく菩提心をおこして、安楽国に往生せん)「総回向偈」と呼ばれる偈文を申し上げ有縁・無縁を問わず全ての霊位に対して御回向をする。
皆様方もご自宅で朝夕のお仏壇へのお詣りの時はご先祖様だけではなくこのようなお気持ちで今時の大震災で犠牲になられた方々へのお念仏をお唱え頂きたい。
都内は激甚な被害はなかった。救援活動等も始まっているが犠牲になられた方々のご冥福を念じると共に一刻も早い復興を願っている。合掌
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2011 年 3 月 23 日
お勤めの方・学生の方も参加できるよう企画された夜の講演会です。仏教の魅力を語っていただきます。
日時:5月12日(木)19:00~20:30
場所:大本山増上寺三縁ホール
「自分なくしの旅~本当の自分なんてない」
講師:みうらじゅん
(イラストレーターなど)
入場料:500円
事前申し込み制。
たくさんのご来場
ありがとうございました。
(↑申込書・クリックすると拡大します)
お問合わせ:東京教区教化団まで
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2011 年 3 月 3 日
6月17日(金)18:30~18日(土)18:00
導師:長野教区法学寺 古田幸隆上人
服装:自由
持ち物:法要集(礼誦法)、お持ちでない方はご用意いたします。
会費:5,000円
場所:観智院 (芝組)
港区芝公園2-2-13
電話: 03-3431-1450 FAX:03-3431-7807
E-mail masamichi@t.email.ne.jp
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2011 年 3 月 1 日

「報恩感謝~さまざまな出会い~」
田丸英春(北部組 正安寺)
ある霊園にお彼岸のご回向にうかがった時の話です。その霊園は大通りから入口まで一本道しかなく、大渋滞を起こしていました。私も巻き込まれてしまい、約束の時間には確実に遅刻をしそうでした。その一本道は片側が川、片側が住宅地になっていました。川に飛び込むわけにはいきませんので、イチかバチか住宅地に入っていったところ、これがみごとに袋小路にはまってしまいました。車外に出て、あたりを見回し、どうしようかと途方にくれていたら、その住宅地の住民の方が出てきて、「どうしたの」と聞かれました。私が事情を説明したところ、「それなら、ここへ車を停めていきなよ」と駐車スペースを提供してくださったのです。私は涙が出るほど有り難かったです。
そのとき私が思ったのは、世の中支え合っているのだな、人間一人ではどうしようもないのだなと感じました。「困ったときはお互い様」と言いますが、「お互い様」というのは存在するのだなとも思いました。
私たちは毎日なんとなく一日を過ごしているようですが、「お互い様」「おかげ様」に支えられています。それに気づくのは、なかなか難しいのです。
私たちは今生きているのが「あたりまえ」のような気がしますが、ある日あるとき急に生まれてきたわけではありません。先祖代々連綿と受け継がれてきた命のリレーによってこの世に生まれてくることができました。そして、支え合って生かされております。
さらに私たちは「縁」あって、この世でお念仏に出会うことができました。これは「たまたま」ではなく、「縁」によってなのです。
阿弥陀様は、お釈迦様がお経の中で説かれた仏様です。この世には修行ができる人も、できない人もいる。すべての人が平等に救われるためには、阿弥陀様のお力にすがるしかないということを示して下さっています。私たちは、お釈迦様のそのお示しにより、阿弥陀様の本願に出会うことができました。「念仏を称えるすべての者を迎え摂り、極楽浄土へ往生させよう」と阿弥陀様みずから誓っておられます。
この世で支え合っている「お互い様」「おかげ様」に感謝、お念仏に出会えた「ご縁」に感謝しつつ、お念仏を称え続けましょう。
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